S:本番でイメージ通りに行かない時もあるでしょ、それが難しいよね。
飽きてきちゃうと瞬間的に爆発しないだろうしね。
それは個々に違うから、いつでも全力が出せるようにもっていきたいね。
演技的な部分でも、役者にも負けないぞという気持ちで望んでる。
純:不毛にも自分のアイディアで追加されたシーンを編集でカットされた
役者さんもいらっしゃるとか(笑)
S:ははは、ふくよかなむき卵みたいな方ね(笑)
純:素晴らしい役者さんですよね。
S:大好きです。いかに自分が多く映るかを考えてる(笑)。
そこになんのてらいもないPUREさが面白い。ずっと出てもらいます。
純:舞台役者と映像役者ってやっぱり違いますか?
S:翻訳する時に、改めて完成した映像を観て一字一句同じように
書き換えてもらったんだけれど、三人組は完璧に全く一緒だったのね、
方言というのもあったけどね。大変だったのは沢村君だって。
台本と全然違ってて、まあ全然気づかなかったけどね。
スタッフが「大変でしたよ直すのが」って(笑)
純:いやぁー・・・、あまりに渉になりきっていまして・・・(汗)。
S:そうそう、いいんだよ台本と違ったってなんだって。
俺は台本見て演出なんてしないから、そのシーンの伝えたい事が伝わってれば
いいから。 その辺はやっぱり舞台の人との違いかもしれないね。
純:逆に暴れられるフィールドがあったらどこまでもやってしまう人達ですからね。
S:そうそう
純:それでは今回初芝居で主役の座を射止めたシンデレラガールの邑羽莉さん。
S:主演のりりに関しては最後数人の候補が残っていて、
邑羽莉さんは経験がないだけに、感性だけで勝負してるって潔さがあってね。
見せ方を知っていると時には平凡な表現に陥ってしまうから。
あと踊ってるシーンのイメージは近かったよね。
あと根性がありそうだった。これは本当にね。
長い現場の中で貫いていくような強さが必要だし、無難というよりも
そういう意味ではチャレンジしたかな。
非常に気持ちのあるというか、一緒にやれて良かったなと思うね。
エネルギーがあって人として面白いし。
芝居もどんどん上手になっいくし、是非とも羽ばたいて欲しいな。
純:では恭彰役の片山享君はどうでしょうか?
S:恭彰がなかなか決まらなくて、そんな時バチンときてね。上手いなと思って。
役の掴み方が出来るんだろうなって、でも難しい役だったからね。
リハを重ねて彼が恭彰であるまでに色々試行錯誤したね。
とっても気持ちのいいヤツというか、今後も一緒にやっていきたいね。
いい方向に導きたいというのがあるね。
純:ではでは、忠彦役の藤野さんはどうでしょうか?
S:昔からの知り合いなんだけれど、実際に芝居をあまり観た事がなくて
オーディションに来てもらったんだけれど、始まって5秒で決めたね。
今回はいろいろな意味で助けてもらったしね。